この記事は地獄楽の桃花(タオファ)の最後についての記事になっています。

天真爛漫な笑顔で人気を集めた天仙・桃花。
その裏側にあった苦しみを知ると、彼女のラストがどうしても頭から離れなくなりますよね。

「桃花って結局どうなったの?」
「菊花との最期がつらすぎる…」

そんな気持ちで検索した方に向けて、房中宮での決着までを丁寧に追っていきます。

桃花(タオファ)は、相棒の菊花(ジュファ)とともに房中宮の決戦で敗れ、死亡します。
原作79〜81話(単行本9巻)で描かれる場面で、民谷巌鉄斎・付知・亜左兄弟の連携によって丹を破壊され、再生できないまま2人で最期を迎えました。

キャラ名 桃花(タオファ)/神名・ラトナ大聖
所属 天仙(神仙郷を統べる7人のひとり)
氣(タオ)の属性
ペア 菊花(ジュファ)※「2人で1つ」の双子
専門 房中術(不老不死を目指す研究)
結末 死亡(房中宮の決戦にて)
死亡話 原作79〜81話/単行本9巻
対戦相手 民谷巌鉄斎・付知・亜左弔兵衛・桐馬

地獄楽は、賀来ゆうじさんが少年ジャンプ+で連載していた忍法活劇です。
2018年から連載がスタートし、全13巻で完結しました。

死罪人と処刑人が不老不死の仙薬を求めて神仙郷という島へ挑む物語で、MAPPA制作でアニメ化もされています。
桃花は、その島を統べる天仙のひとりとして立ちはだかる強敵です。

地獄楽・桃花(タオファ)とはどんな天仙?プロフィールと能力

桃花は、神仙郷を支配する天仙7人のなかでも、ひときわ明るいムードメーカーです。
桃の花のように可憐な笑顔を絶やさず、小鳥から竈神まで分けへだてなく可愛がる愛らしさがあります。

氣(タオ)の属性は木。
天仙は男女どちらの姿にもなれますが、桃花は女性の姿を好み、7人のなかでは年少者のような雰囲気を持つ存在です。

専門は房中術です。
男性の姿を好む菊花(ジュファ)とペアを組み、いわば陰と陽の二人一組で不老不死の研究を担ってきました。

能力面では、生き物に外丹花を寄生させて「丹」を作り出すのが本領です。
外丹花とは、生き物を丹へ変えるために使われる植物のことを指します。

戦いでは体の筋肉を部分的に増強したり、目に見えないタオを飛ばして攻撃したりと、氣を捉えられない相手にはかなり厄介な相手になります。
作中の描写を見る限り、私は天仙のなかでも中位ほどの実力だったように感じました。ただ、菊花との連携を含めた総合力はそれ以上でした。

ここで、いつも一緒にいる桃花と菊花の違いを整理しておきます。

比較項目 桃花(タオファ) 菊花(ジュファ)
好む姿 女性 男性
氣の属性
役割 房中術 房中術
性格 明るい・天真爛漫 寡黙・気性が荒い
最後 ともに死亡 ともに死亡

そして何より重要なのが、この絶やさない笑顔こそ、彼女の抱えた苦しみを覆い隠す虚勢だったという点です。
生き物を丹に変え続ける研究に、桃花はずっと心を痛めていました。

ハラス
ハラス
いつもニコニコの桃花、初登場のときは完全にギャグ担当だと思っていました。でも読み進めるほど、その笑顔がどんどん切なく見えてくるんですよね〜。

地獄楽 桃花の最後は死亡?菊花との房中宮ラストバトルを解説

桃花のラストは、房中宮での戦いにあります。
原作79〜81話(単行本9巻)で、彼女は菊花とともに命を落とすことになります。

民谷巌鉄斎・付知との激闘と鬼尸解

神仙郷に上陸した死罪人たちのうち、桃花と菊花が相対したのが剣龍・民谷巌鉄斎と、山田浅ェ門・付知の2人でした。

桃花は怪力と、タオによる目に見えない攻撃で2人を苦しめます。
しかし民谷たちは倒されても目を輝かせて立ち上がり、追い詰めたはずの桃花のほうが逆に焦りを見せていきます。

さらに亜左弔兵衛・桐馬の兄弟も加わり、形勢は一気に混戦へ。
追い込まれた桃花と菊花は、2人の肉体をひとつに融合させる鬼尸解へと踏み切りました。

ハラス
ハラス
桃花&菊花の合体、初めて見たとき「そんなのアリ!?」と声が出ました。強さの底上げ感がえぐいんですよね〜。

丹を貫かれ…菊花と交わした最期の言葉

鬼尸解によって桃花と菊花は巨大な異形へと姿を変え、丹田を2つ持つ厄介な存在になります。
この形態は、2つの丹田を同時に破壊しない限り再生し続ける、ほぼ不死身の状態でした。

ところが、死の淵でタオの本質を掴んだ弔兵衛が、2人の力が互いの氣を循環させることで成り立っていることを見抜きます。

付知が桃花の丹田を突き、そこへ4人の連携がたたみかけ、不死の核である丹をついに破壊。
循環を断たれた2人に、もう立ち上がる術は残されていませんでした。

作中では、菊花が「守れなかった」と詫び、桃花は涙をこぼしながら「あなたがペアでよかった」と応え、互いを抱きしめながら静かに消えていく、という趣旨の描写があります。

生き物を犠牲にする研究を本心では嫌っていた桃花にとって、最期まで菊花と一つでいられたことだけが、せめてもの救いだったのかもしれません。

桃花の涙や、最後にこぼした表情は、文章だけではどうしても伝わりきりません。
あの静かな見開きは、原作の絵と間(ま)で見てこそ刺さる場面です。

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桃花はなぜ負けた?タオファ敗北の理由を考察

天仙のなかでも高い再生力を誇った桃花が、なぜ敗れたのか。
大きかったのは、無敵に思えた鬼尸解の仕組みそのものが弱点になった点だと思われます。

桃花と菊花の力は、互いの氣を循環させることで再生を成り立たせていました。
裏を返せば、その循環さえ断ち切られれば再生は止まってしまいます。

弔兵衛がこの循環の要を見抜いたことで、2人の強さは一気に崩れていきました。

加えて、まだタオを自在には扱えなかった民谷や付知が相手だったことも大きかったはずです。
タオを介した知覚や駆け引きが読み合いになりにくく、かえって桃花の攻撃が真正面から捌かれていったと考えられます。

ハラス
ハラス
強さの理由がそのまま弱点になっちゃうの、地獄楽のバトルの一番おもしろいところですよね。桃花の敗因も、ちゃんと理屈が通っているのがすごいです〜。

桃花はアニメでは死亡する?放送話数もチェック

桃花と菊花の最期は、アニメでも描かれています。
2026年1月〜3月に放送された第2期の第20話「二人と一人」から第21話「菊と桃」が、房中宮での戦いにあたる場面です。

原作79〜81話の内容なので、アニメから入った方にとっては大きなネタバレになります。
まだ視聴されていない方は、この先の展開に注意してくださいね。

【独自考察】桃花の笑顔の裏にあった孤独を深掘り

ここからは、他ではあまり語られない角度で桃花の内面を掘り下げてみます。
以下は作中描写を踏まえた私なりの考察として読んでいただけると嬉しいです。

笑顔の意味

作中では、桃花が「笑っていないとおかしくなってしまう」といった趣旨の弱音をふとこぼす描写があります。

ここからは私の考察ですが、彼女の笑顔は生まれつきの天真爛漫さだけではなく、終わりの見えない研究の虚しさに飲み込まれないための防御でもあったように受け取れます。
つまり、狂わないために笑い続けていたとも考えられるのです。

菊花だけが特別だった理由

桃花にとって菊花は、唯一その虚勢を解ける相手だったとも考えられます。

「2人で1つ」として生まれ、傷つくことを何より嫌う桃花を、菊花はただ守り続けてきました。
他の天仙と比べても、桃花と菊花は命に対して葛藤を見せる描写が多かったように思われ、その痛みを分かち合える相手は互いだけだったのかもしれません。

最後の涙の意味

だからこそ、最期に見せた涙は、悲しみであると同時に、ようやく笑わずにいられた解放でもあったのかもしれません。

ずっと張り続けた笑顔の仮面を、最後の最後にそっと下ろせた瞬間。
私は読み返したとき、最初とはまったく違うシーンに見えました。

ハラス
ハラス
「笑ってないとおかしくなっちゃう」というセリフ、初見だとサラッと流してしまうのですが、ここを知ってから読み返すと桃花の見え方が180度変わります。

桃花は他の天仙と何が違った?蓮・朱槿・牡丹との思想を比較

桃花の切なさをより深く理解するために、他の天仙との「考え方の違い」を並べてみます。

まず蓮(リエン)は、桃花と菊花を生み出した親のような存在でありながら、不老不死の研究を統べる冷徹さを持っていました。
命を素材として割り切る立場だったと言えます。

朱槿(ヂュジン)は、人間を娯楽の対象のように扱う享楽的な残虐さが目立ちました。
牡丹(ムーダン)は、人を殭屍に変え、島の信仰すら作り物と嘲笑う冷笑的な研究者気質でした。

そんな天仙たちのなかで、桃花と菊花だけは、命を丹に変えることに最後まで苦しみ続けていました。
この「痛みを手放せなかった優しさ」こそ、2人を他の天仙から際立たせた違いだったように思われます。

皮肉にも、その人間らしさを抱えた2人が、人間の絆によって討たれる。
桃花の最期が特別に響くのは、この対比があるからだとも考えられます。

ハラス
ハラス
天仙って基本みんなドライなんですけど、桃花と菊花だけ「痛み」を捨てられなかったんですよね。そこがもう…推せる理由そのものです。

地獄楽 桃花・菊花の最後へのSNS上の反応

みんなの口コミ
性別・年齢問わず、クラウドソーシングで感想を募集してみました。

男性
ギャグ担当だと思ってたキャラが、最後であんなに刺さってくるとは。ページ閉じてしばらく動けませんでした。(30代)

女性
最期の「ペアでよかった」の一言で涙腺崩壊…。関係性が丁寧に積まれてたぶん、余計にきついです。

男性
正直、自分は桃花より菊花のほうが印象に残りました。守り続けた側の覚悟にやられた感じです。(20代)

女性
泣ける最期なのは分かるんですが、鬼尸解の姿がわりと怖くて、そこはちょっと苦手でした…。

男性
敗因がちゃんとロジカルなのが地獄楽らしくて好き。まだタオを扱いきれない付知と民谷が絡む流れが熱いです。(40代)

女性
自分は最後まで敵としてしか見られなかったタイプで…。周りほど泣けなかったのが正直なところです。

男性
房中術って設定、最初はネタ寄りに見えたのに、最後は絆の話に着地するの上手すぎます。(30代)

地獄楽・桃花に関するQ&A

桃花(タオファ)は男なの?女なの?

天仙は男女どちらの姿にもなれる存在で、桃花は基本的に女性の姿を好んでいます。
ペアの菊花は男性の姿を好むため、2人で陰と陽の役割を担うように描かれています。

桃花と菊花の関係は?

2人は蓮(リエン)によって「2人で1つ」として生み出された双子です。
菊花は桃花を守ることを何より優先しており、房中術を修める相棒であると同時に、互いにとって唯一心を許せる存在でした。

鬼尸解(きしかい)とは何ですか?

天仙が追い詰められた際に変身する、いわば最終形態です。
桃花と菊花の場合は2人が融合して巨大な異形となり、丹田が2つに増えるため、両方を同時に破壊しない限り再生し続けます。

桃花は強い?能力は何ですか?

生き物に外丹花を寄生させて丹を作り出すほか、筋力の部分増強や、目に見えないタオを飛ばす攻撃を得意とします。
作中描写を見る限りでは天仙のなかで中位ほどの実力に感じられますが、菊花との連携を含めると相当な強敵です。

桃花は何巻・何話で死亡しますか?

桃花と菊花の最期は、房中宮の決戦が描かれる原作79〜81話(単行本9巻)で読むことができます。
同じ島での戦いに付知や民谷巌鉄斎も加わっているため、あわせて読むと流れがつかみやすいです。

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桃花はなぜ最後まで笑い続けていたのですか?

終わりの見えない研究の虚しさから自分を守るための笑顔だったと読み取れます。
狂わないために笑っていた、とも受け取れるため、最期に流した涙の意味がより深く感じられます。

桃花(タオファ)の声優は誰ですか?

アニメで桃花を演じるのは甲斐田裕子さん、菊花は諏訪部順一さんです。

まとめ

桃花の最後は、房中宮の決戦で菊花とともに迎える死亡シーンでした。
原作79〜81話(単行本9巻)で、氣の循環を見抜かれ、不死の核である丹を破壊されたことが敗因です。

絶やさなかった笑顔が虚勢だったと知ったうえで読み返すと、あの結末はただ悲しいだけでは終わりません。
最期に一度だけ流した涙は、ようやく笑わずにいられた解放だったのかもしれない——そんな余韻を残してくれる退場でした。

房中宮での決着は、地獄楽でも屈指の名シーンです。
桃花と菊花の最期まで含めて、ぜひ原作で見届けてみてください。

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